2024-12-27 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(26日):ダウ28米ドル高と小幅に5営業日続伸
26日のNY株式相場は高安まちまち。クリスマスの休場明けのNY市場は軟調にスタートしたが、年末年始の株高期待を背景に買い直され、主要3指数がそろってほぼ横ばいで終了した。
ダウ平均は朝方に181米ドル安まで下落したが、28.77米ドル高(+0.07%)で終了。小幅ながら5営業日続伸した。S&P500とナスダック総合も下落してスタート後、それぞれ0.04%安、0.05%安と下落幅を縮小して終了し、4営業日ぶりの小幅反落となった。
S&P500の11セクターは、金融、ヘルスケア、不動産など6セクターが上昇し、一般消費財、コミュニケーション、公益など5セクターが下落。個別ではダラー・ツリー、ターゲット、ベストバイなどの小売株が2-3%上昇した一方、テスラが1.76%安と3日ぶりに反落した。時価総額最大のアップルは0.32%高と5営業日続伸し、連日で上場来高値を更新。時価総額は3兆9029億米ドルとなり4兆米ドルに迫った。
週初来ではダウ平均が1.13%高、S&P500が1.80%高となり、ハイテク株主体のナスダック総合は2.29%高となった。12月月初来ではダウ平均が3.53%安となった一方、S&P500が0.09%高となり、ナスダック総合は4.17%高の大幅高となった。
経済指標は新規失業保険申請件数が21万9000件と市場予想の22万4000件を下回る強い結果となった一方、継続失業保険受給者数が191万件と2021年11月以来の水準に悪化した。強弱まちまちの失業データを受けて米10年債利回りは前営業日の4.587%から4.584%にわずかに低下した。