モルガン・スタンレーは最新リポートで、2025年の香港不動産価格は横ばいになるとし、これまでの予想(前年比5%上昇)から下方修正した。消費者のマインド低迷などを背景に上期は5%下落すると予想。下期に下げ止まるとみている。一方、オフィス・小売りともに供給過剰の状態にあり、需要の伸びも限られるとみられることから、テナント賃料は25年も下落が続くと予想した。『信報』が13日伝えた。
個別では、九龍倉置業地産(
01997)の投資判断を「オーバーウエート」から「アンダーウエート」に、目標株価を28HKドルから20HKドルに引き下げたほか、希慎興業(
00014)についても投資判断を「イコールウエート」から「アンダーウエート」に、目標株価を14HKドルから13HKドルに引き下げた。
また、新鴻基地産(
00016)の目標株価を102HKドルから92HKドルに、長江実業集団(
01113)を38HKドルから36HKドルに、新世界発展(
00017)を9HKドルから6.5HKドルに、信和置業(
00083)を10HKドルから9HKドルにそれぞれ引き下げた。