2024-12-13 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日ぶり反落、利益確定売りが優勢
13日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに反落。前場終値は前日比1.49%安の3409.87ポイントだった。深セン成分指数は1.74%安の10766.94ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1兆2205億9700万元だった。
上海総合指数は序盤に下げ幅を拡大し、その後もマイナス圏で軟調に推移した。来年の経済政策の方針を決める中央経済工作会議が11−12日に開かれ、「より積極的な財政政策を実施する。財政赤字率を引き上げる」「適度に緩和的な金融政策を実施する」などの方針が強調されたが、市場では特にサプライズはなかったと受け止められた。また、指数は前日まで3日続伸し、終値で11月11日以来、約1カ月ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定の売りが優勢となった。セクター別では、保険やバッテリー素材、石炭が全面安となったほか、不動産開発や食品・飲料も売られた。半面、文化・メディアやゲーム、通信サービスなどが買われた。
上海B株指数は0.84%安の280.54ポイント、深センB株指数は1.01%安の1243.52ポイントだった。