2024-12-10 |
香港/マーケット/証券 |
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香港寄り付き:続伸スタート、高寄り後に上げ幅を縮小
10日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。中国共産党中央政治局は9日、習近平総書記(国家主席)が主宰する会議を開き、2025年の経済政策は「より積極的な財政政策と適度に緩和的な金融政策を実施する必要がある」と指摘した。「穏健な金融政策」からスタンスが大きく転換したと市場で受け止められている。もっとも、3%超高で寄り付き、心理的節目の21000に乗せたものの、前日に続いた急上昇で目先の利益をいったん確定する売りも出て、指数は上げ幅を縮小してもみ合っている。
指数は日本時間午前10時40分現在、前日比1.43%高の20706.59ポイントで推移。個別では、乳製品大手の中国蒙牛乳業(
02319)、本土不動産関連の龍湖集団(
00960)、華潤万象生活(
01209)が大幅高。大型ネット株のネットイース(
09999)、美団(
03690)、JDドットコム(
09618)なども買われている。半面、前日に高かったスマートフォン部品・受託製造のBYDエレクトロニック(
00285)、医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(
02359)が反落している。