5日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前日比0.92%安の19560.44ポイントだった。中国企業指数は1.00%安の7014.13ポイント。メインボードの売買代金は概算で1093億5000万HKドル。
ハンセン指数は終日マイナス圏で軟調に推移した。来年の経済運営の基本方針を決める中央経済工作会議が今月開催されることから追加の景気対策への期待は強いものの、ハンセン指数は約3週間ぶりの高値圏で推移しているとあって、利益確定の売りが広がった。また、週末に米雇用統計、週明けに中国の物価統計がそれぞれ発表される予定で、様子見ムードも強く、相場の重しとなった。
ハンセン指数構成銘柄では、美団(
03690)が3%超下げたほか、アリババ集団(
09988)やAIAグループ(
01299)が売られて指数を押し下げた。トリップ・ドットコム(
09961)や阿里健康(
00241)、海底撈国際(
06862)の下落も目立った。半面、BYDエレクトロニック(
00285)が5%超上げたほか、小米集団(
01810)やテンセント(
00700)も買われた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.77%安の4370.22ポイント。美団のほか、同程旅行(
00780)やウェイボー(
09898)の下落が目立った。半面、BYDエレクトロニックのほか、ASMPT(
00522)やキングソフト(
03888)が買われた。指数構成銘柄以外では、暗号資産(仮想通貨)のビットコイン が初めて10万米ドルの大台を突破したことを受け、関連銘柄とされる博雅互動(
00434)や藍港互動(
08267)、美図(
01357)が大幅高となった。