5日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.13%高の3368.86ポイントだった。深セン成分指数は0.29%高の10634.49ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆4986億2000万元だった。
上海総合指数は方向感に乏しく、前日終値を挟んだ一進一退の展開。相場が約3週間ぶりの高値圏で推移しているとあって、利益確定売りが重荷となる一方、来年の経済運営の基本方針を決める中央経済工作会議への政策期待が買いを支えた。週末に米雇用統計が発表されるほか、週明けには中国の物価統計の発表が予定されており、様子見ムードも漂った。
セクター別では、ゲームと教育が全面高。文化・メディア、インターネットサービス、ソフトウエア開発なども高い。半面、貴金属、食品・飲料、採掘、ガスなどが下げた。
A株市場では、教育関連の中公教育科技(
002607)がストップ高。ゲーム関連の奥飛娯楽(
002292)、巨人網絡集団(
002558)、完美世界(
002624)、三七互娯網絡科技集団(
002555)、テック株の富士康工業互聯網(
601138)、用友網絡科技(
600588)、自動車メーカーの上海汽車集団(
600104)なども上昇が目立った。半面、4日まで連日で大幅上昇していた広州汽車集団(
601238)は利益確定売りで続落したほか、小売チェーンの永輝超市(
601933)、送配電用機器の思源電気(
002028)、自動車部品メーカーの恵州市徳賽西威汽車電子(
002920)などが安かった。
上海B株指数は0.13%高の277.16ポイント、深センB株指数は0.03%高の1223.15ポイント。