シティグループは最新リポートで、2024年10−12月期と25年1−3月期に中国インターネットセクターについて、テンセント(
00700)に対するポジティブな見方を維持するほか、トリップ・ドットコム(
09961)と美団(
03690)をポートフォリオの中核銘柄に追加するとした。ネット通販関連に関しては、売上高と利益成長の見通しやすさや中国当局の買い替え促進策の継続による効果を踏まえ、向こう2−3カ月はJDドットコム(
09618)、アリババ集団(
09988)、ピン多多(PDD)の順に選好。また、ディフェンシブな投資対象にはネットイース(
09999)とテンセント・ミュージック(
01698)を選んだ。
シティは、中国ネット関連銘柄の24年7−9月期業績で売上高よりも利益の上振れが多くみられ、7−8月は振るわなかったものの、当局による新たな家電の買い替え補助や政策転換を受けて9月には需要が前月比で回復したと指摘。大規模セールスイベント「双11」の前倒しスタートや、家電需要の拡大を背景に「双11」の販売が好調だったとの見方を示した。