センスタイム(
00020)は4日朝方、生成人工知能(AI)を中核事業とする組織再編が完了したと発表した。AI2.0時代の商機に対応するため。「1+X」の事業体制に組み換えた。
「1」は中核事業を意味し、業界をリードするAIクラウドを構築して大規模モデル、基礎モデル、AIアプリケーションのシームレスな統合を実現していく。コンピュータービジョン(CV)分野では汎用CVモデルを構築し、アプリケーションの応用シナリオを深掘りする。
一方、「X」は自社エコシステムの事業ラインアップを指す。スマート自動車ソリューション「絶影(SenseAuto)」、家庭用ロボット「元蘿蔔(SenseRobot)」、スマートヘルスケア、スマート小売りなどが含まれる。各事業に最高経営責任者(CEO)を置き、よりフレキシブルなインセンティブ制度と資金調達チャネルを持たせ、それぞれの市場で機会を俊敏に捉えられるようにする。
センスタイムの株価は日本時間午後3時10分現在、前日比0.67%安の1.49HKドルで推移している。