週明け2日の香港市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前営業日比0.65%高の19550.29ポイントだった。中国企業指数は0.90%高の7009.05ポイント。メインボードの売買代金は概算で1460億9000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付き、序盤は高く推移。米連邦準備理事会(FRB)が12月に追加利下げに動くとの見方が強まり、前週末の米株式相場が反発した流れを引き継いで買いが先行した。中国国家統計局が11月30日発表した2024年11月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)に続き、中国メディアの財新が寄り付き後に発表した同月の中国製造業PMIも市場予想から上振れし、買い安心感につながった。ただ、決算や業務統計などの個別材料を受けた売りが出て上値は重く、小幅ながらマイナス圏に沈む場面もあった。
ハンセン指数構成銘柄では、スマートフォン部品・受託製造のBYDエレクトロニック(
00285)、ボトル入り飲料水大手の農夫山泉(
09633)が大幅高。自動車販売の中升集団(
00881)、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)も買われた。スマートフォン部品の舜宇光学科技(
02382)、医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(
02359)と薬明生物技術(
02269)は続伸した。半面、11月の新車納車台数を前日公表した理想汽車(
02015)が安い。前週末に2024年7−9月期決算を発表した美団(
03690)は続落。医薬品株の翰森製薬(
03692)、香港公益株の中電控股(
00002)も売られた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.20%高の4405.95ポイントと続伸。電気自動車の小鵬汽車(
09868)と蔚来集団(
09866)、動画プラットフォームのビリビリ(
09626)、スマートフォン大手の小米集団(
01810)が上昇した。一方、半導体製造装置のASMPT(
00522)が下げた。