週明け2日前場の香港市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前営業日比0.23%高の19468.27ポイントだった。中国企業指数は0.37%高の6972.61ポイント。メインボードの半日の売買代金は概算で778億7000万HKドル。
ハンセン指数は前週末の米株高の流れを引き継ぎ、小高く寄り付いた。中国国家統計局が11月30日発表した2024年11月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)に続き、中国メディアの財新が寄り付き後に発表した同月の中国製造業PMIも市場予想から上振れし、買い安心感を支えた。ただ、決算や業務統計などの個別材料を受けた売りが上値を抑え、寄り付き直後には小幅ながらマイナス圏に沈む場面があった。
個別では、スマートフォン部品・受託製造のBYDエレクトロニック(
00285)、ボトル入り飲料水大手の農夫山泉(
09633)が大幅高。自動車販売の中升集団(
00881)、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)も買われた。スマートフォン部品の舜宇光学科技(
02382)、医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(
02359)と薬明生物技術(
02269)は続伸した。半面、前週末に2024年7−9月期決算を発表した美団(
03690)、11月の新車納車台数を公表した理想汽車(
02015)が安い。石炭大手の中国神華能源(
01088)、製薬の翰森製薬(
03692)、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)は反落した。