29日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比1.33%高の19625.01ポイントだった。中国企業指数は1.49%高の7027.96ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で726億7000万HKドル。
ハンセン指数は続落して寄り付き、序盤は前日終値を挟んで一進一退。前引けにかけて大きく上昇し、前場の高値圏で引けた。午前に人民元の対米ドル相場が上昇したことで中国本土の株価指数が上げ幅を広げ、香港市場にも買いの勢いが波及したもよう。中国本土外のオフショア人民元は早朝に1米ドル=7.25元近くを推移していたが、前引けには7.23元台半ばに達した。
個別では、半導体ファウンドリーのSMIC(
00981)が高い。米政府が検討している中国に対する追加の半導体規制が当初の案ほど厳しい内容にならないと前日に伝わり、見直し買いが入ったもよう。火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)、不動産開発の龍湖集団(
00960)、医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)も大幅に反発。太陽光パネル用ガラスの信義光能(
00968)は続伸した。一方、香港地場株の中銀香港(
02388)、長江インフラ(
01038)が逆行安。