2024-11-29 |
香港/政策/ホテル・観光 |
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深セン住民の香港渡航、「一簽多行」を再開 珠海からのマカオ渡航も導入
中国の国家移民管理局は29日、国務院の承認を経て、広東省深セン市の住民を対象に香港渡航の「一簽多行(マルチビザ)」制度を12月1日から再開すると発表した。また、同省珠海市と横琴粤澳深度合作区の住民を対象に、マカオ渡航の「一週一行(渡航回数を週に1回に限定するマルチビザ)」と「一簽多行」をそれぞれ2025年1月1日から導入するとした。ビザの有効期間はいずれも1年、1回の渡航につき滞在日数は最大7日間。
深セン住民の香港渡航では2009年に「一簽多行」が導入されていたが、「運び屋」などの問題が生じたため、15年に週1回の渡航に限定する「一週一行」に変更されていた。新型コロナウイルスの防疫規制が解除された後、香港の訪問者数がコロナ前の水準に戻っていないため、「一簽多行」の再開を求める声が上がっていた。