週明け25日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前営業日比0.10%安の3263.76ポイントだった。深セン成分指数は0.17%安の10420.52ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆4901億9300万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いた後、前場は前週末終値を挟んだ一進一退の展開だったが、後場はおおむねマイナス圏でもみ合った。前週末に指数が3%超下げた後とあって、値ごろ感を意識した買いが下値を支えたものの、米利下げペースの鈍化、米中関係の悪化、中国経済の先行き不安などが引き続き重荷となった。指数は下落率1%付近で下げ渋ると、終盤に値を戻したが、終値ベースで10月18日以来、1カ月超ぶりの安値を更新した。
セクター別では、貴金属、航空・空港運営、軍需関連、保険などが安い。半面、教育が全面高となったほか、バッテリー、アパレル・繊維、観光・ホテルなどが買われた。
A株市場では、特定用途無線大手の海能達通信(
002583)が急落。テック株の歌爾(
002241)、大族激光科技産業集団(
002008)、富士康工業互聯網(
601138)、送電技術の国電南瑞科技(
600406)、家電大手の海爾智家(
600690)なども下げが目立った。半面、ゲーム関連の奥飛娯楽(
002292)がストップ高となったほか、自動車メーカーの上海汽車集団(
600104)、広州汽車集団(
601238)、車載電池メーカーの国軒高科(
002074)、自動車部品メーカーの華域汽車系統(
600741)、教育関連の中公教育科技(
002607)、スーパーコンピューターメーカーの曙光信息産業(
603019)などが買いを集めた。
上海B株指数は0.56%安の273.28ポイント、深センB株指数は1.92%安の1205.22ポイント。