週明け25日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続落。前場終値は前営業日比0.51%安の19131.82ポイントだった。中国企業指数は0.53%安の6850.53ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で781億8000万HKドル。
ハンセン指数は反発して始まり、序盤は高く推移。ただ、22日発表の米経済指標が景気の底堅さを示したことで、米連邦準備理事会(FRB)による利下げペースの鈍化を警戒する売りが出て相場を押し下げた。米金融政策の行方を見極める材料となる米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録、米個人消費支出(PCE)物価指数の発表を26−27日に控え、持ち高を整理する動きもあったもよう。
個別では、ネット株の美団(
03690)とJDドットコム(
09618)が売られ、相場の重荷だった。ハンセン指数構成銘柄からの除外が決まった新世界発展(
00017)の下げがきつい。中国銀行(
03988)香港子会社の中銀香港(
02388)、自動車販売の中升集団(
00881)、スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)も売られた。半面、スマートフォン部品・受託製造のBYDエレクトロニック(
00285)が高い。石油大手のCNOOC(
00883)、中国検索エンジン大手の百度(
09888)、不動産管理の華潤万象生活(
01209)は反発した。