DBSは最新リポートで、中国のスマートフォン大手、小米集団(
01810)の目標株価をこれまでの31HKドルから34HKドルに引き上げた。投資判断は「買い」を維持した。『智通財経』が22日伝えた。
DBSは、小米集団の市場シェアが東南アジアとアフリカで急速に伸び、2024年7−9月にそれぞれ0.6ポイント、1.1ポイント拡大したと指摘した。この傾向は24年10−12月期と25年も続き、小米集団がアンドロイド端末の同業をアウトパフォームすると予想。事業地域の拡大が中国本土でのスマホ需要の低迷による影響を緩和するとした。
また、小米集団がハイエンドスマホ事業を広げ、「Fold」、「Mix」、「Ultra」シリーズの投入が平均販売価格を押し上げ、2024−25年の平均販売価格はそれぞれ6%、4%上昇し、粗利益率の向上にもつながると指摘。粗利益率の高いインターネットサービスによる貢献の拡大も加わり、全体の粗利益率は24年の21%から26年には23.2%に上昇すると予想した。