14日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は5営業日続落。前場終値は前日比0.88%安の19649.91ポイントだった。中国企業指数は0.98%安の7060.99ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で814億5000万HKドル。
ハンセン指数は序盤に小幅ながらプラス圏に浮上する場面もあったが、勢いは続かず、その後は再びマイナス圏で軟調に推移した。指数は前日まで4日続落し、約1カ月半ぶり安値を付けた後とあって、買い戻す動きもみられたが、米中関係の悪化懸念が引き続き相場の重しとなったほか、15日に小売売上高や鉱工業生産など中国の主要経済指標の発表が控えており、様子見ムードも強まった。
個別では、JDドットコム(
09618)や美団(
03690)が売られて指数を押し下げたほか、中升集団(
00881)や龍湖集団(
00960)の下落も目立った。金先物価格の下落を受けて紫金鉱業集団(
02899)も安い。半面、四半期決算を発表したテンセントが1.58%高と上昇し、一定の支えとなった。康師傅控股(
00322)や恒基兆業地産(
00012)も買われた。