14日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。米中関係の悪化懸念が引き続き相場の重しとなっているもよう。米大統領選挙と合わせて実施された連邦議会選挙では、共和党が上院に続いて下院でも多数派となるのが確実となり、トランプ次期大統領が政権運営を行う上で議会の協力を得やすい環境が整った。トランプ氏はまた、対中強硬派として知られるマルコ・ルビオ上院議員を国務長官に起用することも明らかにしている。
指数は日本時間午前10時32分現在、前日比0.84%安の19657.82ポイントで推移している。個別では、美団(
03690)やJDドットコム(
09618)、アリババ集団(
09988)が売られて指数を押し下げているほか、米国での売上比率が大きい創科実業(
00669)の下落も目立つ。半面、翰森製薬(
03692)や九龍倉置業地産(
01997)が買われている。