2024-11-14 |
米国/マーケット/証券 |
|
NY市況(13日):ダウ47米ドル高と小幅反発、半導体株が下落しナスダックが2日続落
13日のNY株式相場は高安まちまち。前日にトランプ・ラリーが一服し、小型株が引き続き下落したほか、弱い見通しが嫌気されたスカイワークス・ソリューションズが大幅に下落し、半導体株が総じて下落したものの、注目された10月消費者物価指数(CPI)が予想通りの伸びにとどまり、12月米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ期待が高まったことが相場の支援となった。
前日に382米ドル安となったダウ平均は小幅に下落する場面もあったが、47.21米ドル高(+0.11%)と小幅に反発して終了し、S&P500も0.02%高とわずかながらプラス圏で終了した。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.40%高まで上昇後、0.26%安と2日続落して終了した。
小型株指数のラッセル2000は0.94%安と2日続落し、主要3指数をアンダーパフォームした。S&P500の11セクターは一般消費財、エネルギー、不動産、生活必需品など7セクターが上昇し、コミュニケーション、IT、ヘルスケアなど4セクターが下落した。
寄り前に発表された10月CPIは前月比+0.2%と予想と一致し、前年比では+2.6%と9月分の+2.4%から伸びが加速したものの、予想と一致した。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIは前月比+0.3%、前年比+3.3%とともに9月から横ばいとなり、予想と一致した。CPIの結果を受けて米10年債利回りは前日の4.433%から一時4.357%に低下したが、トランプ次期政権での財政支出拡大見通しから4.451%で終了した。CMEのフェドウォッチ・ツールの12月FOMCでの0.25%の利下げ確率は前日の59%から81%に上昇した。