JPモルガンは最新リポートで、ペトロチャイナのガス事業子会社、昆侖能源(
00135)の投資判断を「中立」−「オーバーウエート」に引き上げた。目標株価を8.25HKドルから5.2%上方修正して8.68HKドルに設定。昆侖能源の手持ち現金が潤沢であることから、今後は配当性向を引き下げる可能性があるとした。『信報』が12日伝えた。
JPモルガンは、原油相場の低迷を受けて昆侖能源の株価が市場全体を約3割アンダーパフォームしているが、バリュエーションが魅力的な水準にあるとの見方を示した。配当利回りが5%を超えていることに加え、予想PERが9倍以下だと指摘した。また、昆侖能源の天然ガス販売は7割が工業向けとなっており、中国当局の景気刺激策、天然ガス価格の下落による調達コストの低減がプラスに働くとした。
昆侖能源の株価は日本時間午後4時17分現在、前日比2.50%高の7.79HKドルで推移している。