2024-11-12 |
中国/業界動向/その他 |
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人民日報、GDP成長率目標の達成「自信を強めている」 追加政策は「進行中」
中国共産党機関紙の『人民日報』は12日に論評記事を掲載し、中国政府が5%前後としている2024年国内総生産(GDP)成長率目標の達成に向けて「自信を強めている」とした。国家統計局が発表したGDPは1−3月期が前年同期比5.3%増、4−6月期が4.7%増、7−9月期が4.6%増だったが、前四半期では7−9月期が0.9%増となり、9四半期連続でプラス成長を維持したと指摘。「安定」と「前進」が依然として国内経済の「基調」で、成長率、雇用、インフレ、国際収支の4大指標は経済運営が安定しつつも前進していることを示しているとした。
また、中国人民大学経済学院の範志勇教授の発言を引用し、多くの追加政策が「在路上」(進行中の意味)と強調。国家発展改革委員会の関係者によれば、追加政策が順次発表・実施されており、新たな追加政策も研究している。中国マクロ経済研究員の黄漢権院長は、政策効果が次第に表れ、今年の経済成長は「前高、中低、後揚」(序盤に高成長、中盤に低成長、終盤に加速する)の動きを示すとの見方を示しているという。