2024-11-12 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小反落、人民元安が重荷 保険株・軍需関連に売り
12日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に反落。前場終値は前日比0.06%安の3467.92ポイントだった。深セン成分指数は1.02%高の11504.37ポイントと続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1兆5935億3100万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付き、序盤は前日終値を挟んで一進一退。前引けにかけて下げ幅を広げた。人民元相場の下落に伴う資金流出が警戒されたもよう。中国人民銀行(中央銀行)が設定するきょうの人民元相場の基準値は1米ドル=7.1927元で、昨年9月12日以来1年2カ月ぶりのドル高/元安水準となった。もっとも、景気刺激策や産業振興策への期待は根強く、上海総合指数の下値は限定的。医薬品関連が大きく買われて一定の下支えとなった。
セクター別では、保険と軍需関連がほぼ全面安。半導体、教育、電子化学品も安い。半面、医薬品販売が軒並み買われたほか、医療サービス、漢方薬、化学製薬が上昇した。バッテリー素材、小売りも高い。
上海B株指数は0.40%高の281.83ポイントと3営業日ぶりに反発。深センB株指数は0.91%高の1296.25ポイントと続伸した。