7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は大幅に反発。終値は前日比2.57%高の3470.66ポイントだった。深セン成分指数は2.44%高の11235.92ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で2兆5050億7700万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いたものの、ほどなくしてプラス圏に浮上。心理的節目の3400ポイントを回復し、ほぼ一本調子で上げ幅を拡大した。終値ベースで国慶節連休明けの10月8日以来、およそ1カ月ぶりの高値を再び更新。米大統領選挙は共和党のトランプ前大統領の当選が確実となったことで米中関係のさらなる悪化を懸念する売りが先行したが、米大統領選の結果を踏まえ中国当局が追加の景気刺激策を強化するとの見方が広がり、買いを誘った。
セクター別では、保険、証券、酒造が全面高。食品・飲料、商業・百貨店、観光・ホテルなども上昇が目立った。半面、航空・宇宙関連、貴金属、太陽光・風力発電設備などが下げた。
A株市場では、保険会社の新華人寿保険(
601336)、中国人寿保険(
601628)、証券大手の中信証券(
600030)、小売りチェーンの永輝超市(
601933)、ケータリング会社の鄭州千味央厨食品(
001215)、酒造の瀘州老窖(
000568)、教育関連の中公教育科技(
002607)などがストップ高。半面、特定用途無線大手の海能達通信(
002583)がストップ安となったほか、テック株の欧菲光集団(
002456)、歌爾(
002241)、立訊精密工業(
002475)、産金大手の紫金鉱業集団(
601899)などが売られた。
上海B株指数は1.23%高の286.15ポイント、深センB株指数は1.67%高の1284.11ポイント。