2024-11-05 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、人民元高が支え 不動産株に買い
5日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比1.80%高の3369.70ポイントだった。深セン成分指数は2.72%高の10952.91ポイントと続伸した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1兆3968億200万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いた後、朝方に上げに転じた。前引けにかけて伸び悩む場面があったものの、前場の高値圏で引けた。前日に中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会の会議が開幕しており、追加の景気刺激策への期待が高く、幅広いセクターで買いが優勢となった。人民元高を受け、米ドル建て債務を抱える不動産企業の債務負担が軽くなるとの見方から関連銘柄が物色された。セクター別では、半導体、保険、証券、電機などが全面高。不動産、航空宇宙、ソフトウエア開発も大幅に上昇した。
上海B株指数は1.10%高の282.55ポイント、深センB株指数は1.11%高の1259.17ポイントとともに続伸した。