ゴールドマン・サックスは最新リポートで、外食チェーン運営大手、ヤム・チャイナ(
09987)の目標株価をこれまでの437HKドルから5.3%引き上げて460HKドルに設定した。投資判断は「買い」を維持。2024−26年の利益予想を据え置く一方、ヤム・チャイナが向こう3年間の株主還元規模を35億米ドルから45億米ドルに引き上げたことを反映させ、予想EPSを5%上方修正した。『インフォキャスト』が5日伝えた。
ゴールドマンは、ヤム・チャイナの株主還元の水準がカバーする消費関連株のなかでもっとも高いと評価。また、24年7−9月期も利益が安定成長を維持し、株価がポジティブに反応するとの見方を示した。短期的には消費マインドが不安定で、10−12月期の既存店売上高の伸びに影響する可能性があるものの、サプライチェーンの優位性を生かすと同時に運営効率の向上を通じてコストを抑制し、柔軟な事業モデルも業績成長につながるとした。
ヤム・チャイナの株価は日本時間午後0時21分現在、前日比6.99%高の385.80HKドルで推移している。