週明け4日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前営業日比1.17%高の3310.21ポイントだった。深セン成分指数は1.99%高の10663.10ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆6939億600万元だった。
上海総合指数は、前場は上値の重さが目立ったものの、後場に入って徐々に上げ幅を拡大すると、心理的節目の3300ポイントに乗せてこの日の取引を終えた。米大統領選挙や米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見ムードは強いものの、前週末の米株高が好感されたほか、全国人民代表大会(全人代)常務委員会が8日まで開かれるとあって、追加の景気対策への期待が買いを支えた。セクター別では、自動車と航空・空港運営が全面高となったほか、電機や自動車部品などが買われた。半面、不動産サービスや教育、鉄鋼などが売られた。
A株市場では、曙光信息産業(
603019)や欧菲光集団(
002456)がストップ高をつけたほか、中国が韓国など9カ国の短期ビザを免除すると発表したことを受け、王府井集団(
600859)や中国国際航空(
601111)、中国旅遊集団中免(
601888)も買われた。10月の新車販売が前年同月比67%増えたと明らかにしたBYD(
002594)も高かった。半面、海能達通信(
002583)や中公教育科技(
002607)、東阿阿膠(
000423)が売られた。
上海B株指数は1.20%高の279.47ポイント、深センB株指数は1.00%高の1245.32ポイント。