1日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.24%安の3272.01ポイントだった。深セン成分指数は1.28%安の10455.50ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で2兆2303億8800万元だった。
上海総合指数は方向感を欠く値動きとなった。中盤に一時、心理的節目の3300ポイントに乗せる場面もあったが、後場に入って上げ幅を縮小すると、終盤に再びマイナス圏に沈んだ。中国メディアの財新が1日発表した2024年10月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が50.3となり、市場予想の49.7を上回ったことが好感されたが、前日の米株安が嫌気されたほか、米雇用統計の発表を前に様子見ムードも強く、相場の重しとなった。セクター別では、ソフトウエア開発やインターネットサービス、コンピューター設備などが売られた半面、バッテリー素材や医薬品販売、非鉄金属などが買われた。
A株市場では、海能達通信(
002583)や欧菲光集団(
002456)、広聯達科技(
002410)が大幅安となったほか、用友網絡科技(
600588)や隆基緑能科技(
601012)も下げた。半面、永輝超市(
601933)が大幅高。中国交通建設(
601800)や江蘇恒立液圧(
601100)も高かった。
上海B株指数は0.55%安の276.16ポイント、深センB株指数は0.30%安の1233.03ポイント。