2024-11-01 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(10月31日):ダウ378米ドル安と3日続落、メガキャップが売られナスダック総合が2.76%安
31日のNY株式相場は続落。前日引け後に決算を発表したマイクロソフトが6.05%安、メタ・プラットフォームズが4.09%安となったほか、引け後に決算発表を控えるアップル、アマゾン、インテルもそれぞれ1.82%安、3.28%安、3.50%安となり相場下落を主導した。
ダウ平均は終日マイナス圏で推移し、378.08ドル安(-0.90%)と3日続落して終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.86%安、2.76%安と2日続落した。
S&P500の11セクターは公益(+1.04%)とエネルギー(+0.66%)の2セクターが上昇した一方、 IT(-3.57%)を筆頭に一般消費財、不動産、コミュニケーション、素材、金融など9セクターが下落した。利下げ見通しを巡っては米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視する9月個人消費支出 (PCE) 価格指数が前年比+2.1%となり予想と一致し、FRBのターゲットの+2.0%に接近したが、変動の大きい食品、エネルギーを除くコアPCE 価格指数は前年比+2.7%と予想の+2.6%を上回った。
週初来ではダウ平均が0.83%安、S&P500が1.77%安とともに2週続落ペースとなり、ナスダック総合は2.29%安と8週ぶりの大幅反落ペースとなった。10月月間ではダウ平均が1.34%安、S&P500が0.99%安とともに6カ月ぶりに下落し、ナスダック総合も0.52%安と3カ月ぶりに反落した。
引け後に決算を発表したアップルは時間外で2%超下落。売上高と利益が予想を上回ったものの、MacやiPadの売上高が予想を下回った。一方、アマゾンはクラウド事業や広告事業が好調で売上高と利益が予想を上回り、株価は時間外で4%超上昇。インテルも売上高が予想を上回り、時間外で8%超上昇した。