広州市政府傘下の大手自動車メーカー、広州汽車集団(
02238)で国際業務部の総経理を務める衛海崗氏はこのほど、欧州連合(EU)による追加関税を避けるべく、欧州での電気自動車(EV)の生産可能性を模索していることを明らかにした。『香港経済日報』が14日伝えた。
広州汽車集団は現時点では欧州市場でEVを販売していないものの、14日に仏パリで開幕するモーターショーでは、欧州向けにEV多目的スポーツ車(SUV)を発表する計画。衛氏によれば、中国製EVに対する追加関税の問題などがあるものの、広州汽車集団にとって欧州は相対的に開かれた重要市場であると指摘。追加関税によりEVの販売に影響が生じるものの、長期的には克服できるとみており、解決方法の1つとして、現地生産も検討しているとした。ただ、計画はまだ初期の構想段階にあるとしている。
広州汽車集団の株価は日本時間午後4時24分現在、前営業日比3.41%安の2.83HKドルで推移している。