休場明け2日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に6営業日続伸。終値は前営業日比6.20%高の22443.73ポイントだった。中国企業指数は7.08%高の8041.27ポイント。メインボードの売買代金は概算で4340億1000万HKドル。
ハンセン指数は序盤に心理的節目の22000ポイントを上抜け、商いを伴って上げ幅を拡大。中盤以降は伸び悩んだものの、終値ベースで2023年1月27日以来およそ1年8カ月ぶりの高値を付けた。前週に中国指導部が打ち出した追加の金融緩和と不動産不況対策、資本市場支援策に基づいて導入される措置への期待から、幅広いセクターで買いが膨らんだ。
ハンセン指数構成銘柄では、不動産開発の龍湖集団(
00960)が25%近く上昇。同業の中国海外発展(
00688)、恒隆地産(
00101)、華潤置地(
01109)も2桁高となった。医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(
02359)と薬明生物技術(
02269)、生活ネットアプリの美団(
03690)、取引所運営の香港証券取引所(
00388)は大幅に続伸した。一方、香港公益株の長江インフラ(
01038)と電能実業(
00006)、英金融大手HSBC(
00005)が続落した。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は8.53%高の5157.08ポイントと6営業日続伸。構成30銘柄が全て上昇した。ライブコマースの東方甄選(
01797)が46%超高と急騰。動画プラットフォームのビリビリ(
09626)、ネット損保の衆安在線財産保険(
06060)、医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)も大幅に上昇した。