週明け23日の香港株式市場で、ハンセン指数は7営業日ぶりに小幅反落。終値は前営業日比0.06%安の18247.11ポイントだった。中国企業指数は0.12%高の6389.08ポイント。メインボードの売買代金は概算で1242億8000万HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付いた直後に上げに転じ、前場は堅調に推移。米連邦準備理事会(FRB)が次回11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも大幅利下げに動く可能性が意識され、買いが優勢だった。もっとも、ハンセン指数は前週末に7月12日以来の高値で終えたとあって、次第に利益確定売りに押され、終盤にわずかながら前週末終値を割り込んで引けた。20日のNY市場で米長期金利が上昇し、ハイテク株が下落したことも投資家心理を冷やしたもよう。
ハンセン指数構成銘柄では、生活アプリ運営の美団(
03690)が売られ、相場の重荷だった。前週末に急伸した無錫薬明康徳新薬開発(
02359)と薬明生物技術(
02269)は大幅安。自動車販売の中升集団(
00881)、不動産管理の華潤万象生活(
01209)、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)も反落した。半面、スマートフォン大手の小米集団(
01810)、電力大手の華潤電力控股(
00836)が大幅に続伸した。白物家電の海爾智家(
06690)、パソコン大手のレノボグループ(
00992)、民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)も高い。26日に2024年6月本決算を発表する新世界発展(
00017)も買われた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.15%安の3698.27ポイントと9営業日ぶりに反落。電気自動車の蔚来集団(
09866)の下げがきつい。オンライン読書サービスの閲文集団(
00772)、オンライン旅行会社の同程旅行(
00780)は反落した。一方、半導体装置大手のASMPT(
00522)が買われた。