2024-09-20 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反落、LPR据え置きを嫌気 不動産株は高い
20日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反落。前場終値は前日比0.23%安の2729.69ポイントだった。深セン成分指数は0.44%安の8052.35ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3460億600万元だった。
上海総合指数はほぼマイナス圏で軟調に推移した。米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%の大幅な利下げが決まったことを受け、中国でも利下げ期待が高まっていたものの、寄り付き前に発表された2024年9月の最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)は、1年物が3.35%、5年以上物は3.85%となり、ともに前月と同水準に据え置かれたことが嫌気された。中国景気の先行き不安は強く、週末を前に持ち高調整の売りも相場の重しとなった。セクター別では、造船や風力発電設備、太陽光発電設備などが売られた半面、不動産サービスや不動産開発、貴金属などが買われた。
上海B株指数は0.01%高の233.55ポイント、深センB株指数は0.17%安の1043.08ポイントだった。