2024-09-16 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:3日ぶり反落、中国景気を懸念 商い低調
週明け16日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反落。前場終値は前営業日比0.29%安の17318.16ポイントだった。中国企業指数は0.35%安の6049.99ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で263億5000万HKドル。
ハンセン指数は朝方に下げ幅を拡大。中国国家統計局が14日発表した8月の小売売上高などの主要経済指標が弱い結果となり、中国の景気低迷が改めて意識された。もっとも、ハンセン指数が相場の強気と弱気の分かれ目とされる250日移動平均(前引け時点で17233.81ポイント)を割り込むと買い直しが入り、結局は同水準を守って前場の取引を終えた。中国本土市場が中秋節のため休場の上、米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を17−18日に控えて模様眺め気分が強く、商いは低調だった。
個別では、不動産株の華潤置地(
01109)、龍湖集団(
00960)、華潤万象生活(
01209)、中国海外発展(
00688)がそろって反落。自動車販売の中升集団(
00881)は5%超下落した。食品・飲料株の農夫山泉(
09633)と中国蒙牛乳業(
02319)、医薬品ネット通販の京東健康(
06618)と阿里健康(
00241)も安い。半面、生活アプリ運営の美団(
03690)が続伸し、相場の一定の下支えとなった。香港コングロマリットの新世界発展(
00017)、電動工具の創科実業(
00669)、ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)も買われた。