2024-09-03 |
中国/投資判断/非鉄金属 |
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25年の銅価格予想を3割超引き下げ、短期的には金を選好=ゴールドマン
ゴールドマン・サックスは最新リポートで、2025年の銅価格予想を1トン当たり1万100米ドルに引き下げた。当初予想の1トン当たり1万5000米ドルを32.7%下回る。銅の在庫が顕著に減少する時期は当初予想よりも遅れることを理由に挙げた。また、2024年末時点の目標価格を1トン当たり1万2000米ドルとしていたが、同水準になるのは25年以降になるとした。『AAストックス』が3日伝えた。
ゴールドマンは、短期的には金を選好。地政学的リスクや金融リスクを回避するもっとも理想的なツールで、米連邦準備理事会(FRB)による利下げなども金価格を支えるとし、25年目標価格を1オンス当たり2700米ドルに据え置いた。
このほか、25年のアルミ価格を当初の1トン当たり2850米ドルから2540米ドルに下方修正。鉄鉱石やニッケルに関しては悲観的な見方を維持するとした。