週明け2日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反落。前場終値は前営業日比1.77%安の17670.72ポイントだった。中国企業指数は1.88%安の6212.19ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で644億1000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付き、じりじりと下げ幅を拡大。10日移動平均(前引け時点で17696.71ポイント)を割り込み、前場の安値圏で引けた。前週末は続伸し、終値ベースで7月15日以来1カ月半ぶりの高値を付けただけに、いったん利益を確定する売りが優勢となった。オフショア人民元(CNH)の下落を背景とする中国本土の株安も投資家心理を悪化させたもよう。
個別では不動産株の下げが目立ち、華潤万象生活(
01209)、華潤置地(
01109)、中国海外発展(
00688)、九龍倉置業地産(
01997)が大きく売られた。前週末大引け後に2024年6月本決算が赤字に転落する見通しを発表した香港コングロマリットの新世界発展(
00017)は13%超下落。食品・飲料株のバドワイザーAPAC(
01876)と農夫山泉(
09633)も安い。一方、太陽光パネル用ガラスの信義光能(
00968)と自動車販売の中升集団(
00881)が大幅に続伸した。