中国のオンラインゲーム大手のテンセント(
00700)とネットイース(
09999)は日本にある開発スタジオへの投資の見直しや縮小を検討しているようだ。数年にわたって投資してきたが、人気ゲームが生まれなかったことが背景にある。『信報』が外電を引用して30日伝えた。
関係者によると、ネットイースは東京の渋谷にある桜花スタジオのスタッフを数人まで削減した。残る数タイトルをリリースした後はスタジオを閉鎖するという。同スタジオは2020年に設立された。当時大きな話題となり、カプコンやバンダイナムコといった有名企業から多くのベテラン社員を引き抜いた。
また、テンセントも日本での投資について、ペースや規模を見直しているもよう。すでに数タイトルへの出資計画を撤回したという。
報道に対し、テンセント(
00700)は「提携スタジオや日本業務の発展に引き続き注力する」とコメント。ネットイースは桜花スタジオを閉鎖する可能性について問われると、「発表する情報はなく、日本にあるほかのスタジオでは進展を得ている」とした。