15日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比0.34%高の17171.01ポイントだった。中国企業指数は0.61%高の6061.94ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で493億4000万HKドル。
ハンセン指数は続落して始まったが、序盤に上げに転じた。前日発表の7月の米消費者物価指数(CPI)がインフレ鈍化を示し、米連邦準備理事会(FRB)が利下げに動きやすくなるとの見方が強まった。中国本土の株高も地合いの改善につながったもよう。ただ、相場の強気と弱気の分かれ目とされるハンセン指数の250日移動平均(前引け時点で17302.99ポイント)が意識され、上値は伸び悩んだ。
個別では、製薬の中国生物製薬(
01177)、オンラインゲームのネットイース(
09999)が高い。本土系銀行の招商銀行(
03968)とスマートフォン大手の小米集団(
01810)は反発。不動産管理の華潤万象生活(
01209)、石炭大手の中国神華能源(
01088)、パソコン大手のレノボグループ(
00992)も買われた。半面、中国ネット通販大手のアリババ集団(
09988)とJDドットコム(
09618)が売られ、相場の重荷となった。2社それぞれの子会社の阿里健康(
00241)と京東健康(
06618)も下落。自動車販売の中升集団(
00881)、スポーツ用品の李寧(
02331)は大幅に続落した。