13日の香港株式市場で、ハンセン指数は5営業日続伸。終値は前日比0.36%高の17174.06ポイントだった。中国企業指数は0.33%高の6049.41ポイント。メインボードの売買代金は概算で708億4000万HKドル。
ハンセン指数は続伸して寄り付いた後、序盤は高くなる場面もあったが、その後は前日終値を挟んだ一進一退の展開。今週は13日に7月の米卸売物価指数(PPI)、14日に米消費者物価指数(CPI)、15日に7月の米小売売上高が発表されるほか、14日には7月の中国の主要経済指標の発表が予定されている。国内外の重要イベントを前に、様子見ムードが漂った。もっとも、本土市場で上海総合指数が3日ぶりに反発したことを好感して、後場後半はプラス圏でもみ合った。
ハンセン指数構構成銘柄では、通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)、ガス会社の新奥能源(
02688)、スマートフォン大手の小米集団(
01810)、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)などが高い。前日に安かったマカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)が反発。アジアを拠点とする生保大手のAIAグループ(
01299)、インターネットサービス大手のテンセント(
00700)が上昇し、指数を押し上げた。半面、医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)と京東健康(
06618)、香港不動産関連の九龍倉置業地産(
01997)、ビール大手の華潤ビール(
00291)などが売られた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.15ポイント安の3429.69ポイントと小幅に続落。阿里健康、京東健康、閲文集団(
00772)、理想汽車(
02015)が下落率上位。半面、ウェイボー(
09898)、華虹半導体(
01347)、ビリビリ(
09626)などが買いを集めた。そのほかでは、2024年6月中間決算で純利益が前年同期比5.5倍のQテクノロジー(
01478)が17.28%高と急伸した。