モルガン・スタンレーは最新リポートで、中国の携帯端末部品メーカー、Qテクノロジー(
01478)の投資判断を「イコールウエート」、目標株価を5HKドルに設定した。Qテクノロジーの2024年6月中間期業績が好調で、予想通りだったとの見方を示した。純利益は前年同期比5倍超の1億1500万元となり、会社側が発表した業績見通しと一致。販売量と平均価格の上昇が寄与して売上高が40%増加したほか、粗利益率は前年同期の3.4%から5.2%に改善したことを評価した。『AAストックス』が13日伝えた。
下期の展望について、携帯電話用カメラモジュールの出荷量が上期の水準をおおむね維持するとの見通しを経営陣が示したことに言及。また、経営陣は製品構成の改善を進め、平均販売価格と利益率の向上を目指すと表明した。競争状況や、為替相場、新製品の利益率などに不確実性があるものの、モルスタは下期の利益の回復が続くと見込んでいる。
Qテクノロジーの株価は日本時間午後4時57分現在、前日比16.30%高の4.71HKドルで推移している。