13日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。前場終値は前日比0.34%高の2867.95ポイントだった。深セン成分指数は0.43%高の8409.22ポイントと5営業日ぶりに反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で4773億2300万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、前場は前日終値を挟んで一進一退。後場に入って安く推移したが大引けにかけて上げに転じ、この日の最高値で終えた。前日終値は2月7日以来およそ6カ月ぶりの安値とあって、値ごろ感が強まった銘柄が買われて相場を押し上げた。ただ、週内に中国と米国の重要な経済指標の発表を控えて様子見ムードが広がり、商いは低調。イスラエルとイランを巡る中東情勢の緊張も警戒されたもよう。セクター別では医薬品、医療、観光、酒造が下落する一方、採掘、軍需関連、建設コンサルティング、自動車サービスが上昇した。
A株市場では自動車部品のウェイチャイ・パワー(
000338)、インフラ建設の中国交通建設(
601800)が反発。テック株の紫光(
000938)、浙江水晶光電科技(
002273)、立訊精密工業(
002475)も買われた。バス製造の宇通客車(
600066)、中国4大商業銀行の中国銀行(
601988)は続伸した。一方、空運株の春秋航空(
601021)、小売り株の永輝超市(
601933)、前日大引け後に2024年中間決算を発表した万華化学集団(
600309)は大幅に続落した。家電株の海爾智家(
600690)と海信家電集団(
000921)、医薬品株の江蘇恒瑞医薬(
600276)と東阿阿膠(
000423)も売られた。
上海B株指数は0.43%高の232.94ポイント、深センB株指数は0.12%高の1105.12ポイントとともに反発した。