大和証券キャピタル・マーケッツは最新リポートで、ABインベブのアジア事業会社、バドワイザーAPAC(
01876)の目標株価をこれまでの13HKドルから11HKドルに引き下げた。ただ、投資判断は「買い」に維持した。パリ五輪に伴い市場で需要が拡大し、当面の株価押し上げ材料になるとの見方を示した。『AAストックス』が5日伝えた。
大和は、バドワイザーAPACの2024年上半期の業績は良い所と悪い所があり、中国を含むアジア太平洋地区西部は予想を下回ったものの、韓国などのアジア太平洋地区東部は予想から上振れしたと指摘。24年7−9月期については、中国市場が問題に直面しているとして、年内の中国事業に慎重な見通しを維持した。ただ、同社が営業地域を多様化させることでリスクを分散できるとの見方を示した。
バドワイザーAPACの5日終値は前営業日比3.00%高の9.95HKドル。