週明け5日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続落。前場終値は前営業日比0.22%安の16908.96ポイントだった。中国企業指数は0.41%安の5950.16ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で608億2000万HKドル。
ハンセン指数は前週末のNY株式相場が大幅に続落した流れを引き継ぎ、ほぼ全面安で寄り付いた。2日発表の米7月雇用統計が予想以上に悪化したことで米景気後退(リセッション)懸念が広がり、投資家がリスク回避姿勢を強めた。もっとも、米長期金利の低下を受けた買いも入り、指数は次第に下値を切り上げて引けた。
個別では、エネルギー資源株が売られ、CNOOC(
00883)、ペトロチャイナ(
00857)、中国神華能源(
01088)が大幅安となった。英金融大手のHSBC(
00005)と子会社のハンセン銀行(
00011)、中国4大商業銀行の中国銀行(
03988)と中国工商銀行(
01398)も下落。スマートフォン部品関連のBYDエレクトロニック(
00285)と舜宇光学科技(
02382)は続落した。半面、香港不動産株が大きく買われ、新世界発展(
00017)、九龍倉置業地産(
01997)、Link REIT(
00823)、新鴻基地産(
00016)、長江実業集団(
01113)、恒基兆業地産(
00012)が大幅高だった。