2024-08-05 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反発、一時2900ポイント割れも教育株など全面高
週明け5日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。前場終値は前営業日比0.07%高の2907.33ポイントだった。深セン成分指数は0.37%高の8584.96ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4437億8800万元だった。
上海総合指数は方向感を欠き、一時、心理的節目の2900ポイントを下回る場面もあった。中国メディアの財新が5日発表した2024年7月の財新中国サービス業購買担当者景気指数(PMI)が52.1となり、市場予想の51.5を上回ったことが好感されたほか、中国の国務院(内閣に相当)がサービス消費の振興策を公表したことを受け、恩恵が期待される銘柄に買いが広がった。ただ、2日発表の米7月雇用統計が予想以上に悪化したことで米景気後退(リセッション)懸念が広がり、相場の重しとなった。セクター別では、教育やゲーム、観光・ホテル、航空・空港運営、保険などが全面高となった半面、自動車、半導体、通信設備などが売られた。
上海B株指数は0.08%安の235.10ポイント、深センB株指数は0.06%高の1111.84ポイントだった。