2日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比0.92%安の2905.34ポイントだった。深セン成分指数は1.38%安の8553.55ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7223億6000万元だった。
上海総合指数は終日マイナス圏で推移した。序盤に下げ幅を縮める場面もあったが、後場に入って下げ幅を拡大し、この日の安値圏で取引を終えた。1日発表の7月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が市場予想を下回ったことを受け、米国の景気後退(リセッション)が懸念されたほか、週末を前に持ち高調整の売りも広がり、相場の重しとなった。セクター別では、電子化学品が全面安となったほか、半導体や電子部品も売られた。半面、医療サービスや製薬、バイオなどが買われた。
A株市場では、前日のNY市場でエヌビディアが大きく下落したことや、インテルが業績悪化を受けて人員削減計画を発表したことなどを受け、紫光国芯微電子(
002049)など半導体関連銘柄が売られた。7月の新車販売統計を発表したBYD(
002594)も安い。半面、深セン市が不動産購入規制をさらに緩和すると伝わり、深セン市振業(
000006)や広州珠江発展集団(
600684)が買われた。
上海B株指数は0.82%安の235.30ポイント、深センB株指数は0.22%安の1111.15ポイント。