2日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比2.09%安の16943.73ポイントだった。中国企業指数は1.96%安の5967.25ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で480億3000万HKドル。
ハンセン指数は安く始まり、朝方は心理的節目の17000ポイント付近でもみ合い。結局、同水準を割り込んで前場の取引を終えた。前日の米株式相場の大幅下落を受け、米景気後退(リセッション)を懸念する売りが広がった。中国本土や日本の株式相場下落も投資家心理を悪化させたもよう。
個別では、生活アプリ運営の美団(
03690)、英金融大手のHSBC(
00005)が売られ、相場の重荷となった。パソコン大手のレノボグループ(
00992)、都市ガスの新奥能源(
02688)は大幅に続落。カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)、前日大引け後に7月の新車販売台数を発表したBYD(
01211)と吉利汽車(
00175)も安い。半面、医薬品関連の無錫薬明康徳新薬開発(
02359)、翰森製薬(
03692)、国薬控股(
01099)、中国生物製薬(
01177)が上昇した。ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)と華潤ビール(
00291)は反発した。