2024-07-26 |
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NY市況(25日):ダウ81米ドル高と反発、S&P500とナスダックは続落
25日のNY株式相場は高安まちまち。年初からの相場上昇をけん引したメガ・キャップが引き続き下落した一方、4-6月期GDP速報値が上振れしたことも追い風に小型株や景気循環株への資金ローテーションが続いた。
前日に504米ドル安となったダウ平均は一時584米ドル高まで上昇後、81.2米ドル高(+0.20%)と小幅に反発して終了。一方、前日に今年最大の下落率を記録したS&P500とナスダック総合はともに1%超上昇する場面もあったが、それぞれ0.51%安、0.93%安で終了し、ともに3日続落となった。小型株指数のラッセル2000は一時2.75%高まで上昇し、1.26%高と反発して終了した。
S&P500の11セクターはエネルギー、資本財、金融など4セクターが上昇し、コミュニケーション、IT、公益、不動産、ヘルスケアなど7セクターが下落した。ハイテク株はアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が4.36%安となったほかアルファベットが3.10%安、マイクロソフトが2.45%安、メタ・プラットフォームズが1.70%安と軒並み続落した。
寄り前に発表された4-6月期GDP速報値は前期比年率+2.8%となり、市場予想の+2.0%を大きく上回る強い結果となった。米国経済の強さが示された一方、足元の株安がリスク回避を強めたことで米国債が買われ、米10年債利回りは前日の4.286%から4.244%に低下した。センチメントは引き続き悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の18.04ポイントから18.46ポイントに上昇した。