24日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前日比0.91%安の17311.05ポイントだった。中国企業指数は0.85%安の6142.32ポイント。メインボードの売買代金は概算で868億9000万HKドル。
ハンセン指数は小動きで始まり、次第に下げ幅を広げる展開。終盤は下げ渋ったものの、終値は4月25日以来およそ3カ月ぶりの安値圏だった。中国本土の株式相場が下落し、香港市場の地合い悪化につながった。週内に2024年4−6月期の米実質国内総生産(GDP)と6月の米個人消費支出(PCE)物価指数が発表されるとあって、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ時期を見極めたい投資家は積極的な買いを手控えたもよう。セクター別では必需消費財、一般消費財、情報技術、医療・ヘルスケアが下落した一方、エネルギーと公共事業が逆行高。
ハンセン指数構成銘柄では、大型株のAIAグループ(
01299)と美団(
03690)が大幅に続落し、相場の重荷だった。前日大引け後に2024年4−6月期小売売上高を発表した周大福珠宝(
01929)は6%超下落。飲料大手の農夫山泉(
09633)、華潤ビール(
00291)、バドワイザーAPAC(
01876)、不動産開発の龍湖集団(
00960)も安い。一方、オンラインゲームのネットイース(
09999)、発電大手の華潤電力控股(
00836)、エネルギー資源のシノペック(
00386)と中国神華能源(
01088)が反発した。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.52%安の3491.20ポイントと続落。電気自動車の小鵬汽車(
09868)、蔚来集団(
09866)、理想汽車(
02015)の下げがきつい。半面、ライブコマースの東方甄選(
01797)が大幅に反発した。