18日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比0.22%高の17778.41ポイントだった。中国企業指数は0.15%高の6306.80ポイント。メインボードの売買代金は概算で875億3000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付いた後、前場は方向感に乏しく、前日終値を挟んだ一進一退の展開だったが、後場はプラス圏でもみ合った。米中対立の激化懸念や、17日の米ハイテク株安が嫌気された半面、この日まで開かれる中国共産党の重要会議、第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)への政策期待が買いを支えた。外電によると、中国共産党中央委員会は現地時間の19日午前10時に記者会見を開く予定。
ハンセン指数構成銘柄では、飲料水大手の農夫山泉(
09633)が急伸。同社のボトル入りウオーターについて、香港消費者委員会は「臭素酸塩の含有量が欧州連合(EU)の基準値上限に達している」とした報告に分類の誤りがあると認め、謝罪した上で製品評価を当初の4.5つ星から5つ星に引き上げた。アルミメーカーの中国宏橋(
01378)、公益事業者の長江インフラ(
01038)、家電メーカーの海爾智家(
06690)なども高い。半面、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(
09961)、検索エンジン大手の百度(
09888)、スポーツ用品の李寧(
02331)、マカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)などが下げた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.76%安の3613.13 ポイントと反落。新興自動車メーカーの小鵬汽車(
09868)、蔚来集団(
09866)が大幅に反落。半面、華虹半導体(
01347)、SMIC(
00981)、衆安在線財産保険(
06060)などが堅調だった。