2024-03-22 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、利益確定売りが重し バッテリー素材など全面安
22日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比1.41%安の3033.77ポイントだった。深セン成分指数は1.71%安の9517.08ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6792億6600万元だった。
上海総合指数は小安く始まった後、徐々に下げ幅を拡大した。中国人民銀行(中央銀行)の宣昌能副行長が21日の記者会見で「預金準備金率を引き下げる余地がある」と述べ、必要に応じて追加の金融緩和を実施する方針を示唆したことなどが好感されたものの、米国が中国の半導体企業への制裁を検討しているなどと伝わり、米中関係の悪化などが警戒された。また、最近の上昇を受け、週末を前に利益確定の売りも広がった。セクター別では、バッテリー素材や不動産サービス、貴金属、電機が全面安となるなど、幅広いセクターで売りが優勢だった。半面、化繊、文化・メディアの一角が買われた。
上海B株指数は0.81%安の253.85ポイント、深センB株指数は1.07%安の1078.04ポイントだった。