UBSは最新リポートで、世界最大級のオンライン旅行会社、トリップ・ドットコム(
09961)の2023年10−12月期決算について、売上高は103億元となり、UBSと市場の予想と一致したと指摘した。非GAAPベースの営業利益は26億元、営業利益率は25.6%で、市場とUBSの予想をそれぞれ7.6ポイント、7.4ポイント上回ったとしている。『AAストックス』が22日伝えた。
UBSはトリップ・ドットコムについて、23年10−12月期の国内ホテル予約件数は130%超増加したほか、海外ホテルと航空チケットの予約件数もコロナ禍前の80%超の水準まで回復しているとした。トリップ・ドットコムは今後、グローバル化や人工知能(AI)の応用などに注力すると予想。利益率の予想上振れは株価にポジティブに作用するとし、投資判断を「買い」に維持し、米国預託証券(ADR)の目標株価を48米ドルに設定した。
トリップ・ドットコムの株価は日本時間午後0時35分現在、前日比5.01%高の348.00HKドルで推移している。