週明け20日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反発。終値は前営業日比1.86%高の17778.07ポイントだった。中国企業指数は2.16%高の6103.34ポイント。メインボードの売買代金は概算で1063億6000万HKドル。
ハンセン指数は序盤に上げ幅を拡大。米長期金利の低下を背景にリスク選好ムードが高まり、幅広いセクターで買いが優勢となった。人民元の対米ドル相場の上昇と中国本土市場の株高も地合いの改善につながった。もっとも、中盤以降は上値が伸び悩んだ。米金融政策の動向を見極める上で注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が21日に公表されるとあって、投資家が積極的な売買を手控える姿勢を強めたもよう。
ハンセン指数構成銘柄では、大型ネット株のテンセント(
00700)とJDドットコム(
09618)が買われ、相場の上昇を主導した。前週末に安かった中国中信(
00267)、信義光能(
00968)、海底撈国際(
06862)は大きく反発。医薬品関連の国薬控股(
01099)と京東健康(
06618)も高い。一方、アルミメーカーの中国宏橋(
01378)が軟調だった。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は2.45%高の4077.58ポイントと3営業日ぶりに反発。企業向けクラウドサービスの金蝶国際ソフト(
00268)、電気自動車の小鵬汽車(
09868)、画像認識システムのセンスタイム(
00020)が大幅高だった。半面、スマートフォン部品・受託製造のBYDエレクトロニック(
00285)が反落した。